佐藤鑿泉工業株式会社

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さく井工事

深井戸の掘削工法は、下記の如く3種類に大別されます。掘削地点の地層、周辺の環境、経済性等について考慮し掘削工法の選択をします。

パーカッション工法

 
ロータリー工法
エアハンマー工法
仕上げ口径 200〜1000mm程度の大口径に適している。 300mm以下の中口径に適している。 350mm以下の口径で使用されている。
掘削深度 200m以浅の浅~中程度の掘削に適している。 0~1500mの浅~深部の掘削に適している。 コンプレッサーの能力及び地下水位の条件によるが、せいぜい250m程度
掘進率 ロータリー工法に比較して劣るが、砂礫や玉石層の場合は著しい能力を発揮する。 全地層に対して安定している。 中硬~極硬の岩盤地帯において、著しい能力を発揮する。
仕上げ 掘さく機により装備されているサンドラインにより、ベーラー作業が、迅速にできる。泥水循環が無いため、泥壁除去が比較的容易である。 ベーラーを使用するには、別にウインチが必要。泥壁は強靭であり、泥壁除去に時間や手間がかかる。深いものでは、ロッドにより泥壁の洗孔を行う必要がある。 泥水を使用しないため、作業が非常に早い。
長 所 ・砂礫、玉石層で、能率的な掘さくができる。
・狭い敷地で作業ができる。
・設営が早い。
・少人数作業ができる。
・仕上げが早い。 
・各地層に対して安定した掘さくができる。
・浅いものから深いものまで掘さくが可能である。
・硬岩における掘進率が、非常に早い。
・仕上げが早い。
短 所 ・掘進率が他の工法に比べ遅い。
・振動・騒音がロータリー工法に比べ大きい。
・ロッドの揚降時に、一班最低三名の人員を必要とする。
・廃泥土水処理に経費がかさむ。
・対象となる地層が限定される。(固結度の低い地層では、使用できない。)
・深いものには、使用しづらい。
・騒音が大きく、住宅街では騒音問題が生じる。
適応地質 粘度・砂 ×
砂礫・玉石
堆積岩
火成岩 ×
変成岩 ×

狭い敷地でも作業ができ、砂礫、玉石層に適している パーカッション工法

この工法は、ワイヤーロープの先端に重いビットを吊るし、これを一定のストロークで自由落下させてその衝撃により、孔底の地層を突き崩しながら掘り進みます。掘り屑が溜って進行が低下するとビットを地上に引揚げ、代わりにベーラー(サンドポンプ)を孔底にワイヤーで降ろし掘り屑を浚い取ります(ベーリング)。掘進とともに、あるいは掘り屑の汲み出しの都度、孔内に補泥して孔壁の崩壊を抑えます。以上の手順を繰り返しながら掘り進むのが本工法です。

パーカッション工法 特徴
掘さく機械やツールスが安価であり他の工法と比べて工事費が安価である。
地層が粘土、砂、砂礫及び玉石地層の掘削に適している。
ロータリー工法と比べて、仕上がりが良い。
パーカッション工法 適用事例
ゴルフ場、工場、事業所、水道施設、温浴施設等

パーカッション工法 施工事例

施工場所 安城市内
使用目的 公共施設雑用水
施工場所 名古屋市内
使用目的 ショッピングモール雑用水
施工場所 名古屋市内
使用目的 家庭用
施工場所 名古屋市内
使用目的 家庭用
施工場所 豊明市内
使用目的 工場用水
施工場所 員弁市内
使用目的 工場用水